ハナビラタケに40%近く含まれているβグルカンは、ほとんどが「β(1→3)Dグルカン」と呼ばれる、βグルカンの中でも、もっとも有用性の高い成分です。 そもそもグルカンとは、体を動かすエネルギーとなるグルコースが、一定の法則で結合したものをさすのですが、これにはα型・β型があり、 でんぷんやトレハロースは、α型グルカンが違う形で結合した成分です。βグルカンは、その連結形状が、1→3と呼ばれる形のため、 「β(1→3)Dグルカン」と呼ばれています。
βグルカンにはほかに、連結の形状によってβ(1→6)Dグルカンや、β(1→4)Dグルカンと呼ばれる種類もあります。β(1→3) Dグルカンは、アガリクスに多く含まれる成分です。一方、β(1→4)の場合は、由来に関係なく、すべてセルロースという名前で 呼ばれます。セルロースは、つまりは紙のこと。有用性はありません。有用性があるという意味をこめて「βグルカン」と呼ぶ場合、 「β(1→3)Dグルカン」をさしている場合が多いのです。
食品の世界では、βグルカンと繊維を混同して表現することが多いのですが、βグルカンは、ハナビラタケだけでなく、イースト菌やビール酵母にも含まれています。 サプリメントの中には、イースト菌から作ったものも多く、たくさんの種類の製品が販売されています。
これらの成分は、 本来は、免疫機構が「外部からの親友者」として扱う性格のもので、βグルカンを摂取することによって、体の機能に 刺激をあたえて戦う力をつけ、免疫機構を向上させるのではと考えられています。